特別審査員

エマニュエル・ティボー

パリ・オペラ座バレエ団プルミエール・ダンスール

1984年パリ・オペラ座バレ工学校に入学。毎年トップの成績で進級後、1990年15歳という異例の若さで、パリ・オペラ座バレエ団に入団。1991年コリフェ、1992年スジェ、2004年にプルミエール・ダンスールに昇格。

エマニュエル・ティボーは常にソリストとしてキャスティングされている。2001年にはピェール・ラコットより「パキータ」のパ・ド・トロアに抜擢され、絶賛された。バランシン振付の様々な作品も踊っている。彼はまた、「ドン・キホーテ」のバジル、ヌレエフ版「シンデレラ」の舞踊教師や継母、アシュトン版「ラ・フィーユ・マルガルデ」のコーラスなどを踊っている。

エマニュエル・ティボーはパリ国際コンクール(銀メダル)、ヴァルナ国際バレエ
コンクール(銀メダル)など、様々な国際コンクールで受賞している。

パリ・オペラ座バレエ団以外にも、フランス、ヨーロッパ、キューバ、日本などでバレエ・ガラ、フェスティバルに多数招待されている。2010年6月にはモスクワのボリショイ劇場に招かれ、「ラ・フィーユ・マルガルデ」に主演した。日本では井上バレエ団の「眠れる森の美女」、「シンデレラ」、「コッペリア」、ブルノンヴィル版「ラ・シルフィード」、
「ジゼル」、「白鳥の湖」で主演している。

審査員長

岡本 佳津子(おかもとかつこ)

(公財)井上バレエ団代表理事

1949年  橘バレ工学校にてバレエを始める。1951年「ガボット」を踊り、初舞台。1954年には『白鳥の湖』のオデットを踊る。

1956年  小牧バレ工学園入園。
1959年  小牧バレエ団入団。

1962年  東京都芸術祭「白鳥の湖Jのオディール役でデビュー。以後「ジゼル」、             「眠れる森の美女」、「シンデレラ」、「コッペリア」などほとんどの古典バレエ全幕の主役、「令嬢ジュリー」、「或る女」、「椿姫」等の創作バレエの主役を踊る。

1989年  急逝した井上博文の後を受けて、財団法人井上バレエ団常務理事に       就任。2011年、公益財団法人への移行に伴い、理事長に就任する。

1992年  「ジゼル」のタイトルロールを踊り現役を引退。その後は後進の指導    にあたるとともにバレエ団の経営、舞台製作にあたる。

1998年  文化庁在外研修生としてデンマーク、スウェーデンを中心にアートマネジメントの研修を行う他、日本バレエ協会、井上バレエ団での活動を通じて日本バレエ界の発展に寄与している。

2000年  「岡本佳津子によるバレエ小劇場」を製作。

2002年  「パ・ド・カトル」をバレエ、日舞、スペイン舞踊、舞踏により演じる公演の芸術監督を務める。井上バレエ団においては、「コッペリア」、「眠りの森の美女」、「シンデレラ」、「白鳥の湖」新製作を行い、ブルノンヴィルスタイルの普及にも力を入れている。

2012年  「アネックスシアター次世代への架け橋」を始める。

受賞

1983年 舞踊批評家協会賞
1984年 橘秋子賞優秀賞
2005年 同特別賞
2015年 東京新聞舞踊芸術賞

現在、公益社団法人 日本バレエ協会会長、公益財団法人 井上バレエ団 代表理事、世田谷クラシックバレエ連盟 代表、一般社団法人 日本バレエ団連盟 理事

審査員

伊地知  優子(いじちゆうこ)

舞踊評論家

1973年、シュツットガルト・バレエ団現地取材を機に、朝日新聞社、読売新聞社、毎日新聞社共同通信社を主とした一般紙、雑誌に海外レポート、舞踊評論を寄稿。1980〜87年、Dance News (New York発行英字紙)東京特派員。1981〜86年、月刊誌「音楽の友」、「音楽芸術」の舞踊評論、1989〜2001年、日本経済新聞社の舞踊評論を担当。90年より多くの全日本舞踊コンクールの審査員、橘財団舞踊賞、服部智恵子賞、江口隆哉賞、ほかの選考委員、芸術文化振興会専門委員、文化庁・芸術選奨文部科学大臣賞選考委員等を歴任。1996年、戦後50年記念、平和祈念の創作バレエ「1945…そして今」の公演を主催(制作・脚本・広報・担当)。海外では、モナコ舞踊財団国際ニジンスキー賞日本代表選考委員、日・露舞台芸術祭派遣作品 日本代表選考委員を務める。

うらわ  まこと(本名 市川彰)

舞踊評論家

1950年代半ばから、慶應義塾大学バレエ研究会で松尾明美(日本初のオデット/オディール)に学び、10年ほどその相手役として古典、創作を踊る。ー方、浦和真として「音楽新聞」に寄稿。一時舞踊界を離れたが、1980年ごろから復帰。うらわまこととして舞踊評を「オンステージ新聞」などに書き始める。2000年から2015年まで松蔭大学教授。専門は企業文化、経営戦略など。この分野での著書、論文多数。

(社)全国公立文化施設協会芸術情報プラザ舞踊アドバイザーとして、アートマネジメントセミナーの企画・実施、舞踊に関する解説ビデオ、パンフレットの作成にたずさわった。文化庁芸術選奨、在外・国内研修選考委員、芸術祭審査委員、芸術創造推進事業、芸術拠点形成事業協力者。芸術文化振興基金審査委員、(財)松山バレエ団顕彰、橘秋子記念財団表彰、服部智恵子賞、江口隆哉賞、河上鈴子賞、舞踊芸術賞、中川鋭之助賞などの選考委員。まちだ全国バレエコンクールをはじめ、全国舞踊コンクール、こうべ全国洋舞コンクール、埼玉全国舞踊コンクール、NBA、北九州&全国、その他多くのコンクールの審査員を勤める。東京新聞、オン・ステージ新聞。ダンスマガジン、バレリーナヘの道。(株)ビデオHP、東京ダンススクエアHPなどに寄稿、また舞踊年鑑、音楽年鑑、国際演劇年鑑などに舞踊界概況を執筆。2015年「私たちの松尾明美」を著す。

齊藤  拓(さいとうたく)

舞踊家

谷桃子バレエ団スタジオカンパニー芸術監督兼プリンシパル。アサバレエアカデミア(ASSA)を主宰する両親にバレエを学ぶ。1997年 谷桃子バレエ団入団。以降谷桃子バレエ団公演にて全作品に主演。1999年 第12回こうべ全国洋舞コンクール 男性シニアの部第3位。ベラルーシ国立ミンスク・ボリショイバレエ団「白鳥の湖」全幕にて主演。日本バレエ協会主催 都民芸術フェスティバルにて、くるみ割り人形、ドン・キホーテ、白鳥の湖、ジゼルなど数多く主演。石神井公演にて「眠れる森の美女」(2014)を吉田都と踊る。2004年 平成16年度 久留米市芸術奨励賞を受賞。2008年 中川鋭之助賞を受賞。2010年、第36回橘秋子賞 優秀賞を受賞。2014年、谷桃子バレエ団  芸術監督に就任。

2017年2月からスタートした谷桃子バレエ団スタジオカンパニーの芸術監督を務める。2017年4月 谷桃子バレエ団芸術監督の任期終了。洗足学園音楽大学ミュージカルコース講師からバレエコース講師へと移り2017年4月、洗足学園音楽大学客員教授に就任。

堀  文雄(ほりふみお)

舞踊家

小林紀子バレエ・シアターにてバレエを始める。スペイン舞踊を加藤よう子氏に師事。

早稲田大学第1政経学部卒業。早稲田大学大学院演劇科修了(ニジンスキー振付1913年「春の祭典」論)後、パリ留学(1978~81年)。M. グリモー、F. マリノフスキー等に師事、ソルボンヌ大学舞踊科にも学ぶ。帰国後、(財)スターダンサーズ・バレエ団に所属し、1988年退団。舞踊学会会員、日本バレエ協会会員、堀文雄クラシックバレエ・スタジオ代表。

2010年 町田市より文化芸術功労賞受賞。

町田ジュニアバレエの合同作品の振付として、第1回(2003年)「ワルプルギスの夜」(共同振付)、第2回(2004年)「四季」、第8回(2010年)「不思議の国のアリス」がある。

まちだ全国バレエコンクール実行員長を第1回目(2001年)から現在(2019年 第19回)まで務める。また、全国ジュニアバレエぷれコンクール実行委員長を第1回(2009年)から現在(2019年 第11回)まで務める。

翻訳、著書に「バレエのレッスン」、「バレエ表現のテクニック」、「パ・ド・ドゥの技法」、「新編音楽中辞典」(バレエ・舞踊部分執筆)、(いずれも音楽の友社出版)

まちだバレエ連盟代表 。

村山  久美子(むらやまくみこ)

舞踊評論家

ロシアバレエ史・舞踊史家・舞踊評論家。早稲田大学大学院文学研究科ロシア文学専攻博士課程満期終了。

ロシアのプーシキン外国語大学、米国のハーバード大学大学院への留学を経て、現在、早稲田大学、東京経済大学、昭和音楽大学、工学院大学非常勤講師。読売新聞舞踊舞台評 30年担当、日経新聞舞踊公演情報コラム担当、ダンスマガジン(新書館)ほか、各種誌紙に舞踊評論を寄稿。著書に「二十世紀の10大バレエダンサー」(東京堂出版)、「知られざるロシア・バレエ史」(東洋書店)、DVD・解説書シリーズ「華麗なるバレエ  全10巻」(小学館)、「バレエ・ギャラリー」(学習研究社)、ほか。訳書に「ワガノワのバレエレッスン」(新書館)。論文に「バレエに魅せられたプーシキン」「バレエ王国ロシアの地盤を築いた18世紀のバレエ移植」など多数。