2017年パリオペラ座バレエ学校夏期講習レポート

古尾谷莉奈 (第17回高校生の部第1位)

2017年に開催された第17回まちだバレエコンクールで高校生の部第1位を受賞された古尾谷莉奈さんのパリオペラ座バレエ学校サマースクールに参加したレポートを掲載させていただきます。

4月に行われましたまちだバレエコンクールで、パリ・オペラ座バレエ学校サマースクール参加権を授与していただきまして、7月3日から7月16日の2週間、参加しましました。

パリ・オペラ座は私が一番憧れていたバレエ団だったので、その付属のバレエ学校で学べる機会を与えていただけてとても嬉しかったです。すでに寮がいっぱいで入れなかったので、バレエ学校のふたつ隣の駅の近くにあるお宅にホームステイをさせていただきました。

毎日、8時過ぎに家を出て、電車RERで通いました(休日は日曜日のみでした)。レッスンは朝9時半から夕方17時半までありました。クラスは年齢別に6つに分けられていて、各クラス男女合わせて約25人ほどでした。私は、superieur pro というクラスでした。

一日のスケジュールは、午前中に2レッスン、ランチを挟んで1レッスン、軽食のあとに1レッスンの合わせて4レッスンがあり、1レッスンの時間は90分でした。朝のクラスには、パリ・オペラ座バレエ学校の生徒も数名受けに来ていて、一緒にレッスンをしました。最終日には、学校内の傾斜のある舞台で、保護者向けにデモンストレーションを行いました。クラスのみんなで舞台に立つことが出来て、とてもよい思い出となりました。

バレエ学校のあるナンテールからパリ市内へは電車で約30分の距離でした。遅くまで明るかったので、学校が終わってからひとりでパリ市内へ何度か出かけました。ガルニエ宮殿では、サマースクール参加権を授与してくださったエマニュエル・ティボー先生が出演されていた公演「ラ・シルフィード」を観ることが出来ました。今回は、さまざまな貴重な経験ができました。このサマースクールで得たことを今後に生かしていきたいと思います。